キリマンジャロからのソーシャルメディア- Facebook事例

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◇Summit on the Summit

これまで、ウォーターディ(水不足の地域に対する募金活動)のイベントといえば、各地で行なわれるグラスルーツ・イベントが中心であった。例えば、Water Dayウォークを開催して募金を募ったり、ウォーターディにレストランで水を飲むとそれに対して課金がされ、その課金された分が水で困った国々に寄付されるというようなものが主流だった。

こういった活動をコーズ・マーケティング(Cause Marketing)と呼ぶが、フェイスブックなどのソーシャルネットワーキングサイトが最も力を発揮する。Insights Consultingの2010年の調査によれば世界中のソーシャルネットワーキングサイトのユーザーのうちの約33%の人がチャリティーを通してサイトのファンになっている。

子供の養育権で争っている私の米国の友人も、フェイスブックやツイッター、ブログサイトからの人々の支援により、裁判費用が高価なアメリカで闘い続けることができている。

“Summit on the Summit”は、コーズ・マーケティングがいかにソーシャルメディアを使えば成功するかを考える際の良い事例である。日本では「24時間テレビ愛は地球を救う」が最も募金を多く集めるチャリティではないだろうか。つまり、人々は活動をしている人々の汗と努力が見えて始めて応援したくなる気になるのだ。

“Summit on the Summit”は、水で困っている地域に貢献するためにはじまった。水不足の地域のチャリティのために登山する登山家のチーム。彼らが気候変動で如実に被害を受けているキリマンジャロに挑む。その感動の全行程をソーシャルメディアを使って克明に情報提供していくというものである。

スポンサーとしてPUR Waterの他に、ヒューレットパッカードやマイクロソフト、インテルといったテクノロジー企業が名を連ねているのにも意義がある。このプランを成功させる為には高い技術力が必要だったのである。本サイトでは、登山する人々の心臓の鼓動までもが見ることができる。
www.summitonthesummit.com/#/intro

このように水不足の地域を守るためにチャレンジするチームの生の姿を、ソーシャルネットワーキングサイトを使って効果的にプレゼンテーションしていくことで、チャリティ活動が日の目を見るのである。この企画は、MTV、Twitter、Facebook、YouTube、MySpaceなど、ソーシャルメディアとテレビとを連動し、エモーショナルなアプローチで人々をつないだコーズ・マーケティングの好例である。

ワイズアンドパートナーズ ブランドマーケティング・ディレクター 結城彩子

 

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