アメリカの消費者を惹きつける植物肉(代替肉)とは?

アメリカの植物肉 (代替肉)

アメリカでは、植物性食品を取り入れたプラントベースの食生活が市民権を得つつあります。植物由来の代替肉は、日本でも増えてきていますがアメリカで大きく躍進しており、近年では、近年では、レストランやスーパーで購入可能となりました。植物肉は、健康ベネフィットをもたらすだけではなく、地球環境にも貢献することができるため、アメリカ消費者を惹きつけています。

アメリカで浸透しているプラントベースとは、主に植物性食品からなる食事を意味しています1。プラントベースの食生活は、果物、野菜、ナッツ、油、全粒穀物、豆類といった植物性食品を優先的に食生活に取り入れることであり、肉類や乳製品を一切食べないビーガンとは異なります2

 植物肉(もしくは代替肉)の市場を牽引している企業としては、Beyond Meat(ビヨンド・ミート)、Impossible Foods(インポッシブル・フーズ)、米食品大手Conagra Brands (コナグラ・ブランズ)のGardein(ガーデイン)ブランドが有名です。これらの会社が販売する植物肉は、近年、レストラン、ファストフード、スーパーなどで簡単に手に入れることができます。例えば、ファーストフードチェーンのBurger King(バーガーキング)は、インポッシブル・フーズ社と提携し、Impossbile Whopper(インポッシブル・ワッパー)と呼ばれる植物肉バーガーの販売を始めました3。また、ビヨンド・ミート社の商品は、Walmart(ウォルマート)、Safeway(セーフウェイ)等の一般的なスーパーにて購入が可能となりました4。その結果、同社の第2四半期の食料品スーパーでの売上はほぼ3倍になり、植物肉のニーズの高まりを物語っていると言えるでしょう5

植物肉の健康ベネフィットも証明されています。ビヨンド・ミート社の協力のもとスタンフォード大学が行った研究によれば、動物性肉から植物肉に切り替えた治験者のLDLコレステロール値は下がり、心臓病のリスクも軽減したことが判明しました。なお、本研究の治験期間が短く、また治験者数が少ないという点に関しては、留意が必要ですが、植物肉のベネフィットを理解する上で、重要な示唆を与えた研究だと言えます6

 さらに、ビヨンド・ミート社は、植物肉の健康ベネフィットだけではなく、地球環境の重要性についての啓蒙活動も行なっています。同社初となるテレビCMが8月から開始され、環境に優しく、動物に害を及ぼさない未来を作り出そうとする同社の使命に参加するよう消費者へ呼びかけています7

 今後、アメリカにおいて、健康ベネフィットおよび地球環境の持続性にも貢献する植物肉ブランドはさらに躍進する可能性を秘めており、アメリカの食の未来を形成していくひとつの流れであると言えるでしょう。

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