アメリカで行列ができるラーメン屋、並ばなくていい理由とは?

アメリカのラーメン屋 「hironori」

アメリカでラーメンが流行る地域とは?

 

私たちのアメリカオフィスの近くには、幸運なことに日本食レストランが多く存在します。なぜ日本食に恵まれているのかと言えば、カリフォルニアのアジア系住民の割合が15.2%と、ホワイト、ヒスパニックに次いで3番目に多いことが主な理由として挙げられます。アジア系の人種が増えれば、それと比例してアジア系のフードビジネスも盛んになる、というわけです。

特に人気なのが、ラーメン。以前、このワイズアンドパートナーズのブログでも取り上げたとおり、今やラーメンはアメリカでは大変なブームになっています。なかでも、昨年、私たちのオフィスの近く、カリフォルニア州アーバイン市にできた日本人オーナー経営の「HiroNori」というラーメン店が、ローカルでは話題となりました。

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店内は、日本のラーメン店とは違い、芝生をモチーフにした壁紙やお洒落なハイテーブル、水はフルーツウォーターが提供されるなど、なんともアメリカらしい雰囲気です。

だから味もきっとアメリカナイズされているのだろうと予想しましたが、実際には日本人シェフらしい繊細な味わい。不思議とアメリカ人の味覚にも合ったようで、評判は瞬く間に広がり、すぐに行列ができる有名店となりました。

しかし、「HiroNori」の進化はここからでした。

人気店になれば、行列ができ、待ち時間が増えます。当初は「HiroNori」も、よくあるお店のように店頭にノートを置き、客が名前を記入し、店員が呼びにくるまで待つという仕組みをとっていました。

しかし、その数ヶ月後には、iPadの予約管理システムが導入され、自分の名前・携帯番号・人数を入力すると、順番がきた際に携帯にメッセージが届くようになりました。また、最近では「Yelp」という日本の「食べログ」のようなアプリから、事前予約ができるようになり、待ち時間なしでお店に入れるようになりました。

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アメリカではラーメンの持ち帰りが可能?

 

さらに、驚きなのは「Hiro Nori」というアプリまででき、顧客がダウンロードすると、そこからラーメンの持ち帰りを注文することができるようになったのです。

私はふと、日本に住んでいた頃、駅の高架下にあるカウンターのみの小さなラーメン屋での出来事を思い出しました。仕事帰りにラーメンを食べていると、隣に座っていたアメリカ人観光客が、店主に「すごく気にいったので、持ち帰りをしたい」と耳を疑うようなお願いをしたのです。日本では考えられない「ラーメンの持ち帰り」ですが、ほぼどんな食品でも持ち帰ることができるアメリカに住む彼にとっては、自然な質問だったのかもしれません。

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「Hiro Nori」は、カリフォルニアのフードカルチャーをよく理解し、ビーガン向けに肉を使わずコーンや豆腐をトッピングした「ビーガンラーメン」をメニューに取り入れています。

また、前述のように、便利なテクノロジーを積極的に取り入れ、待ち時間を減らしたり、お会計の際のチップを一律(15%)にしてレシートの金額に含めるなどの工夫で、アメリカの顧客にとってストレスフリーなレストランに変わろうとしています。そして、その変化するスピードが日本では考えられないくらいに速いのです。味はもちろんですが、こうした柔軟な適応力が、彼らのお店が愛される一つの理由ではないでしょうか。

 

 

 

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参考記事

United States Census

https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/ca/PST045217

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