なぜ今年のCESに行く気が失せてしまったのか?

Noblog_Robot_CES2019_shutterstock_697208554

 

昨年、CESに行って、世の中のテクノロジーの変化をまじまじと見せつけられた。

本当に広く、その広野と言っても過言ではないスペースに大小さまざまなブースが

びっしりと埋まっているという状況だった。そして、それぞれの製品のなかには既に

コンシューマー向け電化製品の領域を超えていると感じるものも多く出展されていた。

 

日本からはグローバル企業の出展が多く、小さな技術と大きな夢をもった、あの下町

ロケットに描かれているようなベンチャー企業は、ほんの一握りしかいなかった。

その事実を見せつけられ、日本の行く末を案じた。

 

将来、果たして日本はこの領域で勝ち残っていけるのだろうか? また、国はきちんと

支援しているのだろうか?

 

それに対し、イスラエルやフランス、オランダなどの国をあげて参加しているIT企業の

団体戦のようなブース群は元気に満ち溢れていた。各国ともブランディングがきちんと

なされており、しっかりと価値を示しているではないか。

 

わたしがなぜ今年のCESに行く気が失せたかというと、その広さからくる疲労感はさて

おき、AIやロボット、はたまたドローンの技術がここまできているのか、と末恐ろしさ

さえ感じたからである。

 

可愛い風貌の日本のロボットは、ドラえもんを彷彿とさせ、まさに人助けのために開発

しているのだな、とそのデザインから想像がついたが、肉食系の国々のロボットの発想

は明らかに違うと見てとれた。

 

とにかくリアルで怖いのである。少し想像力がある人であれば、そのロボットたちが、

近い将来、人間の代理戦争に使われたり、街角ごとに配置されてテロの番人をしたり、

怪しきは罰せよとばかり夜の駐車場で攻撃を仕掛けてきたりするだろうことくらいは

容易に想像がつく。

 

空想すればするほど空恐ろしくなる自分に気づいたから、ことしは、CESに行く気が

おきなかったのだ。わたしにとってCESはもやは(Consumer Electronics Show)の

領域を超え、その技術が容易に軍事にも転用されるだろうという意味において、

MES(Military Electronics Show)という印象に変わってきてしまったのだ。

 

ところで、ロボットはそこまで人間の容姿に近づける必要がどこにあるのだろうか?

ロボットはロボットらしく、かつてトキワ荘に同居していた天才漫画家たちが描く

漫画のような、ほのぼのした容姿であってくれたら良いのにと思う。

 

来年もCESに戻れる自信がない。

 

ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣

 


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Ys and Partners(本社カリフォルニア州アーバイン市)では、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、これまで50社以上の大手日系企業に、マーケティング領域のなかでも、米国向けの製品開発、販路開拓、PRやプロモーションのご支援をしてきました。日本オフィス(東京と横浜)では、北米進出を計画中の方々に初回コンサルテーションをご提供しています。

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*写真はCESの実際の展示物とは異なります。

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