いくつになっても、先輩っていうのはいいものですね。

Noblog-Optimistic_Senpai_shutterstock_638921428

 

今夜、久しぶりに30年前からお世話になっている先輩ライターのO.Mさんにお会い

した。彼は経営者としても先輩であるから勉強にもなる。食事を共にするのは実に

2、3年ぶりだろうか。しかし、こういう時は、どれだけブランクが空いていても、

瞬間的に距離が縮まる。ほぼアイスブレーカーは必要がない。

 

お互い年齢が深まるにつれ「最近、どうですか?」の内容が変化してきた。10年前

なら間違いなく仕事の話や家族の話から入っていたはずだけど、今や自身の健康の

話が先に出るようになった。

 

「年末に肋骨が折れたんだよ」と開口一番、彼は言った。あたかも面白い話を切り

出すかのように。「夜中に目が覚めてトイレに行こうとしたら、酔っていたから

ふらふらと後ろに倒れて椅子に背中を打って、次の日痛くて痛くて病院に行ったら

肋骨が2本も折れていたんだよ」。

 

「どうだ、やるだろ俺」って感じの目をする先輩。

「俺は肋骨を2本も折ったんだぜ。おまえ、折ったことないだろ」と言わんばかりに。

しかし、それは悪の化身と戦って折られたわけでもなんでもない。酔って倒れて椅子

に肋骨を折られたなんて。失礼だけど、なんだかとっても笑える話に思えた。私も思

わず悪ノリして「後ろで椅子を支えてたのは奥さんだったとか?」とボケをかまして、

二人で大笑いした。

 

先輩は昔から楽天家だったなぁと思い出した。私とめっちゃつらくて、来る日も来る

日も深夜までTVCMの絵コンテを描き続けなければならなかった地獄のグローバル・

ブランドの仕事でさえ、彼とやっていれば夜中でも冗談を言って笑いあっていられた。

楽天的であることは、ある意味、この業界にあって、なくてはならない資質なのだ。

 

もちろん話は肋骨だけではすまなかった。

「去年のGWに吉祥寺に行って、ギャップの前でカミさんの買い物を待っていたらな、

突然意識失って倒れちゃったんだよ。メガネが割れて目の縁が切れて流血。頭打った

から救急車まできて、病院に行ったら血圧が200を超えててな」とこれまた勲章を

とったような話ではないか。「結城、おまえ血圧200なんて超えたことないだろ」と

でも言わんばかりに。「パパ、200超えたら、いつ死んでもおかしくないんだよ」

とアメリカで救急隊員をしてる娘が言った言葉とそれは重なった。ほんと助かって

よかった。

 

基本的に先輩は落語家の素質があると私はみている。自分の災難さえもお笑いに変え

てしまう力をもってる。やはり笑う角には福来たるだ。楽天的な性格が、毎度先輩を

窮地から救ってくれているのだと思う。

 

人生は楽観的な方が、間違いなく良いようだ。

 

ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣

 


 
アメリカでビジネスを成功させる

Ys and Partners(本社カリフォルニア州アーバイン市)では、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、これまで50社以上の大手日系企業に、マーケティング領域のなかでも、米国向けの製品開発、販路開拓、PRやプロモーションのご支援をしてきました。日本オフィス(東京と横浜)では、北米進出を計画中の方々に初回無料コンサルテーションを実施しています。

お問い合わせページはこちらから→ https://ysandpartners.com/jp/contact/

 

Share Button
No Comments

Leave a Reply

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)