いくつになっても、先輩っていうのはいいものですね。

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今夜、久しぶりに30年前からお世話になっている先輩ライターのO.Mさんにお会いした。彼は経営者としても先輩であるから勉強にもなる。食事を共にするのは実に2、3年ぶりだろうか。しかし、こういう時は、どれだけブランクが空いていても、瞬間的に距離が縮まる。ほぼアイスブレーカーは必要がない。

お互い年齢が深まるにつれ「最近、どうですか?」の内容が変化してきた。10年前なら間違いなく仕事の話や家族の話から入っていたはずだけど、今や自身の健康の話が先に出るようになった。

「年末に肋骨が折れたんだよ」と開口一番、彼は言った。あたかも面白い話を切り出すかのように。「夜中に目が覚めてトイレに行こうとしたら、酔っていたからふらふらと後ろに倒れて椅子に背中を打って、次の日痛くて痛くて病院に行ったら肋骨が2本も折れていたんだよ」。

「どうだ、やるだろ俺」って感じの目をする先輩。「俺は肋骨を2本も折ったんだぜ。おまえ、折ったことないだろ」と言わんばかりに。

しかし、それは悪の化身と戦って折られたわけでもなんでもない。酔って倒れて椅子に肋骨を折られたなんて。失礼だけど、なんだかとっても笑える話に思えた。私も思わず悪ノリして「後ろで椅子を支えてたのは奥さんだったとか?」とボケをかまして、二人で大笑いした。

先輩は昔から楽天家だったなぁと思い出した。私とめっちゃつらくて、来る日も来る日も深夜までTVCMの絵コンテを描き続けなければならなかった地獄のグローバル・ブランドの仕事でさえ、彼とやっていれば夜中でも冗談を言って笑いあっていられた。楽天的であることは、ある意味、この業界にあって、なくてはならない資質なのだ。

もちろん話は肋骨だけではすまなかった。

「去年のGWに吉祥寺に行って、ギャップの前でカミさんの買い物を待っていたらな、突然意識失って倒れちゃったんだよ。メガネが割れて目の縁が切れて流血。頭打ったから救急車まできて、病院に行ったら血圧が200を超えててな」とこれまた勲章をとったような話ではないか。

「結城、おまえ血圧200なんて超えたことないだろ」とでも言わんばかりに。「パパ、200超えたら、いつ死んでもおかしくないんだよ」とアメリカで救急隊員をしてる娘が言った言葉とそれは重なった。

ほんと助かってよかった。

基本的に先輩は落語家の素質があると私はみている。自分の災難さえもお笑いに変えてしまう力をもってる。やはり笑う角には福来たるだ。楽天的な性格が、毎度先輩を窮地から救ってくれているのだと思う。

人生は楽観的な方が、間違いなく良いようだ。

ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣


 
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