トランプ大統領が、日本で良い人にみえたのはなぜか?

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トランプ大統領が、大相撲夏場所、千秋楽の最後の五番を観戦するということで、わたしも土曜の夜中、アメリカからの大相撲観戦となった。

わたしの第一印象は、日本のTVを通して見るトランプ大統領は、とても良い人に見えるではないか、どういうこと? というものであった。

日本の大相撲ファンの無邪気な歓迎ムードに包まれ、いつものように腕を組みつつも大相撲観戦を楽しみ、土俵の上ではとてもリラックスしているように見えた。

まるでアメリカから日本に旅行に来たセレブのような余裕さえ感じる。

毎日、Breaking Newsというテロップと共に、アメリカのCNNに映し出される悪の化身のような、ショートテンパーな彼の雰囲気とはまるで異なる。

それほど、彼のエゴを見抜き、日本政府がうまく満足させることに成功したのだと言えよう。

中国やロシアや北朝鮮や韓国や、ましてやイランでもない、唯一、話をよく聞いてくれる友人がいる国、それが日本であり、それに対して日本政府もそのポジショニングを強固なものにしようとしている。

それにしても、朝乃山という力士は大した運を身につけている。その昔、昭和天皇が観戦する天覧試合で、若き長嶋選手がホームランを打った時のような強い引きを持っている。

顔つきも風格も堂々としていて、大相撲史上初の米国大統領杯を受け取った力士として人々の記憶に刻まれ、今後は相撲界のスーパースターになることは間違いないだろう。故障で欠場した貴景勝とは大きく明暗を分ける結果となった。

そんな大相撲観戦の後、ドナルド&シンゾーは、夫婦で連れ立って居酒屋に行くということだった。居酒屋? どこの? というのは国民共通の興味だったに違いない。

「六本木 田舎家」は40年以上の歴史を持つ炉端焼きの老舗で、六本木に2店舗、ニューヨークに1店舗を構え、銀座にも「銀座 田舎家」を展開しているとネットで読んだ。

「田舎家」は海外の要人やトム・クルーズ、レオナルド・ディカプリオ、キャメロン・ディアスといったハリウッドスターやデビッド・ベッカムなどのセレブリティに人気があり、多くの富裕層の訪日外国人が訪れているとのこと。

あくまでも大統領と総理大臣の膝を交えた友好関係をアピールするための演出だが、今日の演出は、ナイーブでエモーショナルな日本人に良い印象を与えるには十分に機能したのではないかと思う。

次回の来日の際は、わたしたちのクライアントである「銀座つるとかめ」が選ばれるよう、もっとアメリカでのPRを工夫したいものだ。

今やアメリカ版のNewyorkerやForbesに記事が掲載され、富裕層の注目を集めるようにまでなったのだから、大統領に親方のメッセージが届くまであとわずかではないか。

話は横道にそれたが、明日の日米首脳会談がどのような成果を生むのか、肌寒いアメリカ西海岸から注目したい。

ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣
 


 
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